民主主義とは期限を切った独裁である

 「議会制民主主義とは、期限を切った独裁である」

  菅首相の従来からの持論だそうだが、ある意味これは正しい。

 ただし、こう付け加えよう。

 「独裁が真の独裁におちいらないように、政党内民主主義を持った
  政党に政権を取らせることが、民主主義国の国民の義務である」と。

 民主的に運営されている政党が独裁権を得た場合、党内民主主義に
 よって、その国の民主主義は担保される。

 早い話が、議会で単独過半数を持っていても、党首脳の不正は糾弾され
 るし、失策は批判される。党内の論客によって、である。

 民主主義とは、民に主権があるということ。主権とは言論の自由がある
 ということ。そして言論の自由の最低ラインは、政府首脳の不正を糾弾
 できること、である。

 民主党は2009年の衆議院選挙前に、小沢・鳩山問題を棚上げするこ
 とを公言して選挙に挑んだ。これすなわち、民主主義の否定そのもので
 ある。

 にもかかわらず、国民はこの政党に政権を委ねた。

 国民は、民主主義を否定し、ファシズムを選択したのである。

 選挙とは、民主主義が自殺する為の装置でもあるのだ、ということを
 知らないで。