民主主義の根幹


【選挙のしかた】

 結局、民主主義において政治を良くする方法は、

「どの政党(候補者)が最も民主的か」ということを基準にして
 投票することである。

 マスコミは、その為の情報を提供し、識者はどの政党が最もよき
 民主主義を布いているかを解説するし、国民はそれを元に選挙で
 投票する。

 このようにして選ばれた政党であれば、どの政党がどれほど議席
 を独占しようとも、政党内部の民主主義によって、自制が効くこ
 とになる。

 政党内部に民主主義が存在するということは、政党内部において
 すべての案件に対しての反対意見が存在し、常に活発な討論が繰
 り返されているということである。

 そうであってこそ、党執行部が一部の意見に偏って暴走したとき、
 党内反対勢力からの掣肘が可能となる。

 そのようなことは、野党がやればいいではないか、と言う人もい
 るだろう。否、ほとんどの人がそういうものだと思ってきた。し
 かし、そこに間違いの元凶があったのだ。

 国家というひとつしかないものにおいて、その場を民主化するこ
 とは不可能である。なぜならば、逃げ場がないからだ。

 今、この国の政治体制は明らかに民主的ではないからといって、
 出て行く訳にはいかない。これでは、国家は浄化されることはな
 い。

 ふたつ以上の政党が、それぞれに政党内民主主義を持ち、そのデ
 キを競う場合、もしも一方の政党の党内民主主義が危機に瀕した
 場合、党員は別の政党へ移動することができる。

 そうであってこそ、独裁化しかけた政党も、襟を正さざるを得な
 くなる。

 ふたつ以上の「民主主義」が競い合う形であってこそ、民主主義
 は浄化・発展し得るのである。

 国家内国家としての政党がふたつ以上必要である理由である。