感情論にすぎない基地問題


【防衛論ではなくて感情論】

 沖縄の負担を他都道府県で分担すべきであるという、おためごかしの
 発言が、幾多の政治家の口から出ているようだが、それは感情論では
 あっても、防衛論ではない。

 基地問題といういものは、つとめて地理的要因に左右されるものであ
 り、それを無視した基地移転は、問題外と言わねばならない。

 もっと笑わせてくれるのは、「県外移転」とうスローガンである。

 県外であれば、徳之島でいいのか? 沖縄県でなければ、近隣諸島で
 あっても構わないというのか?

 徳之島も沖縄も、広範地理的に見れば、同じようなものである。鹿児
 島県の行政区分に移せば、それで問題解決だというのでは、子供だま
 しにさえなっていないと言わねばならぬだろう。

【沖縄は外せない】

 中国・朝鮮を睨み、中東からのシーレーンの出口をカバーし、アメリカ
 と渉りをつける位置にある沖縄は、地理的に最も重要な場所である。

 ゆえにこそ、沖縄に基地がある。たんに日本の「便所」を押し付けた
 訳ではない。

 沖縄に基地があるのは仕方のないことである。

 なすべき政治的配慮は、負担軽減ではなくて、優遇政策でこそあらねば
 ならない。

 例えば、沖縄県民を対象として、一個軍団(3個師団)36000名を
 自衛隊員として雇えばどうか。

 この沖縄軍団を使って、各種工事から農業奉仕、夜間見回り、清掃、教
 育補助等々、県民奉仕を行うのだ。

 3個師団の自衛隊員が夜回りすれば、米兵もイタズラなぞ、できるわけ
 もあるまい。