公衆道徳を改善する方法

【テレビ・カメラを車内に】

 そして、大型モニターを町中に。

 老人であると若者であるとを問わず、近年の日本人の公衆道徳は、悪化する一方
であるという。しかしでは、どうすれば良くなるのだろうか。ひとりひとりの自覚
を待つ、とかいうようなことしかTVの”有識者諸氏”は仰らないのだが。

 街へ出て、人々の様子をよく見てみると、最近の日本人は、前を向いて歩いてい
ない人が多いということに気がつくだろう。もちろん、周りの様子を見ながら歩い
ている人も異常といえるほど少ない。ゆえに、よく人の往来が滞ることになる。
アリさんとアリさんがゴッつんこ状態になっている。

 昔は、こんなことはなかったはずだ。昔の子供は、混雑する市場の中を、誰にも
触れることなく駆け抜けることを自慢にしていた。これをやるには、周りの大人た
ちの動きをよく見、予想しなければならない。そんなことを、誰もが自然にやって
いた。

 「周りを見なくなった」ことが、道徳的頽廃の大きな原因ではないだろうか。
日本人の道徳は「恥を知ること」から生まれるが、恥は、他人にどう思われるか
によって生まれる。他人にどう思われるかを気にする意識は、周囲の他人を見る
ことによって生まれる。

 周囲の他人を見なくなった日本人は、恥の意識も同時に消えた。老人をも含め
て、道徳意識が低下したのは、まさにここに因がある。

 ではどうすればいいか。「鳴かぬなら、鳴かせてみせよう ホトトギス」

見ないなら、見るようにすればいいだけのことだ。人は、町中にテレビ画面があ
れば、まず例外なく覗き込むものである。「すべての人間は知ることを欲する」
からだ。ましてや、ある程度以上の大画面TVであったとしたら、見ようと
しない人間はいまい。

 町中に、TV画面を備えつけ、行き交う人々をランダムに映し出せばいい。
電車の中ならば、ドア横の広告が張ってある場所に、液晶テレビを設置して、
車内の乗客の様子を写しだすのである。お互いに、すべての乗客が、他人に見
られることになる。また、自分の姿を客観的に見ることにもなる。

 この方策には、もうひとつの利点がある。つまり、犯罪防止用監視カメラと
しての役割をも兼ねさせることができるからだ。これまでの防犯カメラと違って、
犯罪者にも自分達が撮影されているということが見える。すべてのカメラを発
見し、潰すことができない限り、すぐに捕まることを自覚させられる。強力な
防止策となるだろう。

 また、このモニターは、災害時・緊急時の報知装置としても使える。その他、
色々な使い道があるだろう。カメラのほうも、事件・事故が発生した場合の通
報装置として使える。町中にカメラとモニターを設置するという案は、意外に
大きな役割を兼任できるようだ。

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