なにゆえに民主主義でなければならないか


【何故に民主主義が良いのか】

 何故に民主主義が良いのか? 民主主義でなければいけないのか?

 この根本的な問題に答えよう。

 民主主義とは、国民に主権があるということである。

 では主権とは何か? それは人によって色々な意見があろうけれど、
 最低限度の条件として、言論の自由を挙げておこう。

 王政において、王に自由な発言権がなかったならば、その王を主権
 者と認めることはできない。傀儡の王、もしくは、象徴王と呼ばね
 ばならない。

 同様に、もしも国民に言論の自由が無かったならば、その国は国民
 主権の国ではない。

 逆に言えば、民主主義国家とは、国民に言論の自由がある国のこと
 だといえる。民主主義と言論の自由とは、不可分のものなのである。

 民主主義であるべき理由とは、言論の自由を得るためである。民主
 主義以外の体制においては、国民に言論の自由はない。

 啓蒙君主制において与えられる「言論の自由」は、あくまでも君主
 が持つ「自由」を臣下に分け与えているにすぎず、君主の胸先三寸
 で、制限されたり廃止されたりするものである。これは見せかけの
 自由にすぎないものだ。

 民主主義であってこそ、言論の自由は存在できる。

 民主主義であらねばならない理由はそこにある。