民主主義とは


 【選挙をすれば民主主義ではない】

 民主主義とは、国民に主権があるということである。

 「主権がある」とは、言論の自由があるということである。
 
 王といえども、言論の自由を失えば主権者ではない。傀儡もしくは
 象徴君主となる。

 言論の自由を持つ者こそが、主権者なのである。

 「言論の自由を持っている」とは、権力者に対しても批判し、検証
 を求めることができるということである。

 「政党内民主主義が政党に存在する」ということは、このような批
 判勢力を党内に持ち、党の政策や行動を党内から監視・検証・批判
 する機能を持っているということである。

 そして、そのような機能があることを誇りとし、「どこよりも優れ
 た討論機関」として機能しているということである。

 これこそが民主主義の政党というものであり、これなしには、民主
 主義国家は一日といえども成立しない。

 日本にそのような政党は一つも無い。ただ自民党だけがそれに似た
 ものを持っているだけである。民主党にはカケラもない。他の政党
 には求めるべくもない。

 日本だけではない。世界中を見ても、民主主義の政党を持っている
 国はごく少ない。

 さらに致命的なことには、政党内民主主義を持っている国自身が、
 その重要性を理解してはいない。

 ゆえにアメリカは、政党内民主主義のある政党を作る努力をせずに、
 民主主義を外国に押し付ける。アメリカの二大政党には政党内民主
 主義があるので、他国の政党にもそれが自然に発生するはずだとで
 も思っているのだろうか。いや、おそらくは、アメリカ人自身、政
 党内民主主義が大事だということを理解していないのである。偶然
 の幸運の上に、アメリカの民主主義は乗っかっているだけなのだ。