無意味だった民主党党首選挙


【党内民主主義の欠落を露呈】

 結局のところ、民主党に民主主義が無いということを再確認
 させるだけの結果に終わってしまった。

 菅氏の「追及」は、TV評論家よりも温く、小沢氏の回答は
 これまでに新聞記者に語ってきたことと大差なかった。

 他の「政策論争(?)」についても、両者ともに相変わらず
 「トラストミー」を繰り返すだけで、なんら具体策や財源の
 明示がない。

 百年一日のごとく、「ムダを省けば金が出てくる」という呪
 文を繰り返すばかり。

 党首選挙の場においてこそ、党員こぞって政策を検証し、具
 体的な検討・争論をすべきなのに、安物の市会議員選挙のご
 とく「私**をよろしく」合戦となった。

 民主党に民主主義が存在しないことを、改めて証明しただけ
 が成果であった。

 二大政党制における政権交代とは、より優れた民主主義を持
 つ政党への政権交代ということである。そうであればこそ、
 どちらが勝っても、勝った方の政党内民主主義によって民主
 主義は担保される。

 もしも、民主主義的運営をしていない政党に政権交代したな
 らば、その瞬間に民主主義国家は死滅する。まさに、今の日
 本のように、である。

 今もまだ、民主主義国家であるかのように我々が思っている
 のは、死んだことに気づいていないからに過ぎない。

 2009年の8月に、民主主義国家・日本は死滅した。いま
 あるのは、ゾンビ国家・日本である。日本の民主主義を殺し
 た民主党と、それに加担した多数の国民自身、そのことに気
 づいていないのである。