増税とムダ使い


【あちら立てればこちら立たず】

 増税によって、問題を解決し、同時に経済発展を図ることは可能で
 ある、という説が述べられるようになってきた。一理あると思う。

 だが、「そのまえにムダを無くせ!」「税金の垂れ流しをしている
 ヤツラにこれ以上税金を払えるか!」という声も根強い。

 ゆえに、事業仕分けに奔走する訳だが、やはり新規事業の財源を、
 ムダから得ることは難しい。

 これでは、八方手詰まりとなる。


【ではどうすればよいのか?】

 増税部分については、ムダ使いの出来ない支出方法を採用すればよい。

 例えば、その新税の使途は、納税者自身が決めるという方法を取れば、
 ムダ使いなどしたくてもできなくなる。

 一万円を納税した国民は、千円単位で、どの事業に支出するかを決める
 ことができる。ロボット開発に1000円、宇宙開発に千円、核融合に
 千円、核ミサイル保有に7000円、という具合にだ。

 税金から支給してもらいたいという事業者は、逆に、そのプランを公表
 して、政府の税金付与対象事業の認証を受ける。そこに公表された事業
 内容を見て、納税者は自分が払った税金の使途を決める。

 プランは、重複していても構わない。より合理的・具体的な案に金が投入
 されるようにする為に、である。

 使い道に良いプランが無い場合は、キャーリーオーバーとなる。いつでも、
 好きなプランが出てきたときに、前年度で余った金額を合わせて投入できる。

 投入先が出てこなければ、この納税者が亡くなるまで、プールされ続ける
 ことになる。

【夢のある増税】

 この方式の最大の利点は、世の中を明るくする事業に対して税金が使われる
 ことになる、という点である。

 自分で使い方を決める税金ならば、夢のある、楽しいものに使いたいと思う
 のが人情であろうからだ。

 税金一般に持たれがちな、暗いイメージを払拭することにもなろう。