本気ならば正気ではない>小沢氏会見


【もし本気なら・・】

 不起訴によって「白という結論が出たのだから」、それ以上説明責任は
 無いとか、マスコミの方々には、そこのところをもっと報道してもらって
 から話をしたい、だとか・・・

 もし冗談で言っているのでないならば、正気ではない。

 否、単に政治を知らないだけなのだろうか。これでは、記者会見に集
 まっている若手政治記者諸君と大差ないではないか。

 小沢氏ほどのキャリアの政治家が、刑事責任と政治責任の違いを知らない
 はずはないのだが・・・

 もし、本気であんなことを言っているのであれば、小沢氏は正気ではない
 ことになる。



【基礎中の基礎ですが・・・】


 刑事責任と政治責任は違う。

 不起訴というのは刑事責任に関するものであり、これは疑わしきは罰せず
 というものだ。小沢氏の場合も、嫌疑不十分で不起訴となった。

 政治責任はこれとは違う。

 政治責任においては、嫌疑が十分に晴らされたという説明を政治家がせね
 ばならない。そういう厳しい義務を課さねば、権力を持った人間に責任を
 取らせることは不可能に近いからである。

 よっぽどドジを踏まない限り、有力政治家や高級官僚が刑事責任を立証さ
 れるようなことはないからだ。

 たとえば小沢氏の場合、小沢氏が何の指示もしなくても、彼の支配勢力下
 にある人々は、自発的に小沢氏にとって都合の悪い事物を互いに協力して
 揉み消すだろう。

 ゆえにこそ、権力者には立証責任が課せられるのである。むろんこれは法
 律上の責任ではない。(法律上の責任は刑事責任である。でなければ小沢
 氏側の言うように検察ファッショになってしまう)

 社会責任であり、政治家の良心を問う問題なのだ。小沢氏だけでなく、民
 主党の立証責任、日本議会の立証責任が問われているのである。