民主党のファシズム体質

いまさらにして、民主党の党内自浄能力の有無、すなわち、党内批判勢力
 が声を出せない状況についての懸念がマスコミからも出されるようになっ
 たが、そんなことは2009年の選挙前から分かっていたことだ。

 分かっていながら、それを大きな問題だと認識せず、政権交代という華美
 な名前を追い、そこになにがしかの価値があるかのような錯覚を国民に与
 え続けたのがマスコミである。

 今なお、政権交代それ自体に意義があったかのごとく、洗脳されている国
 民も少なくないようである。

 民主主義における政権交代とは、よりマシな政党内民主主義を持っている
 と思われる政党への政権交代でなければ意味がない。

 党内に民主主義がない政党への政権交代は、民主主義の自殺を意味する。
 そのような政党に投票するということは、

   「民主主義なんてもういりません」

 と言っているのと同じことである。

 自民党の政党内民主主義もまた、確固たるものではない。擬似民主主義と
 でもいうレベルでしかない。今なお、党内民主主義の確かさをもって民主
 党と闘う意思を示さないことからもそれは分かる。

 だが、民主党にはそれすらもない。そしてマスコミはそれを知りながらも
 問題としない。これこそがなによりも重要な問題であるのにだ。

 そして国民の多くは、そんな問題があることさえ認識していないのではな
 いか。そして、自ら民主主義を殺す結果になることに思い至ることもなし
 に、民主主義なき民主党に投票するのである。

 民主党に政党内民主主義がない以上、その内閣がファシズム的性格を帯び
 ることは当然のことなのである。