米で公務員の給料を支払えばいい


【農政と財政再建の両立】

 米をもっと食うようになれば、食料自給率は上がる。米農家も助かる。
 国も減反などせずともよくなる。

 だが、米の需要は増えない。米を重要であるが、それゆえに需要限界
 も低いからだ。逆に言えば、米のような重要農産物の需要余力が大き
 いということは、すなわち、その国は飢餓状態にあるということを意
 味する。北朝鮮などはまさにそれだ。

 そこで、強制的に米の需要を喚起する方法として、江戸時代風に、米
 を給料として支払うようにすればよい。

 江戸時代でも、現物の米が支給された訳ではなく、実際にはオコメ券
 のようなものを米屋に持っていって現金に換えたようだが、それでも
 構わない。なぜならば、換金しようがどうしようが、最終的に米に代
 わることにかわりがないのだから。

 とはいうものの、現物支給のほうが目に見える効果があって面白い。

 職場において米を支給し、公務員はそれを各自持ち帰るようにする。
 米で支払われる割合は、家族数に比例して定める。

 持ち帰りやすいように、1リットルぐらいのペットボトルなどに詰めよう。

 ついでに、炭酸ガス法等の長期保存処理をしておけば、なお良い。
 待ちかえれない米や、自宅で使いきれない米が、そのまま災害時の備
 蓄米となるからだ。

 そうだ! 役職者には、領石を与えよう。

 江戸時代には、米を貰う下級役人と、領地を貰う上級役人がいた。

 町方同心などは米を貰う。「30俵二人扶持」というやつだ。
「何石取りの旗本」は、領地を貰う。

 何号俸給以上の公務員は、領地としてそれに見合った石高の休耕田や耕作
 放棄地をあてがわれ、それをもって給料の一部に代える。