医者の数に意味はあるか


【医者の数に意味があるのか】

 日本では、国民千人あたり、医者の数は二人なのだそうな。

 先進国(日本を除く)では、千人当たり三人の医者がいる
 のだそうな。

 また、病院のベッドの数でいうと、ひとりの医者が担当す
 るベッド数は、アメリカは日本の1/5なのだそうな。

 日本の医療は、だから劣悪な状況にあるのだそうな。


【国民から見れば】

 だが、この数値に対する評価は、すべて医者から見てのもの
 だ。一人の医者で500人の国民を診てやっているという発
 想である。

 だが、国民の側から見れば、500人で一人の医者を養って
 いるのだ、という考え方になる。

 国民の側から見れば、千人で二人の医者を養う国と、千人で
 三人の医者を養う国とでは、一人当たりの負担額は1.5倍と
 なる。

 ならば、医療レベルが同じであるならば、千人に二人の国の
 ほうが、効率がいいということになりそうだ。

 ベッド数で考えれば、さらに問題は大きくなる。

 日本の入院患者は、十人で医者一人分の報酬を分担すればよ
 いが、アメリカの患者は、二人で医者の給料を賄わなければ
 ならないということになる。

 ゆえに、マイケル・ムーアの映画のような事態が起こる。

 それでも、アメリカの医療のほうがマシなのであろうか。


【近代産業を見よ】

 すべからく、優れた業績とは、低コストで高パフォーマンスで
 あることを要求される。

 ということは、医療も又、一人の医者がより多くの患者に対応
 し、かつ、良い成果をあげることのできる制度こそが、優れて
 いるのだ、と言わねばならない。

 一万人を一人で対応できる状況こそが理想なのだ。

 逆に、百人に一人が医者であっても、全員が薮医者では、話に
 ならない。中国の現状はこれに近いのだそうだが。。。

 医者の数や、ベッドの数、医者一人当たりの患者の数、などは、
 医療を考えるさいの指標としては、不適当なものなのだ。

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